自粛

私の住むカナダ(バンクーバー郊外)では、現在セルフアイソレーション(自主隔離)を求められている。

外出禁止ではないが、ソーシャルディスタンス(人混みを避ける)を持つため、様々なイベントがキャンセルされていることはもちろん、公共レジャー施設はクローズされ、レストランなどもクローズもしくはテイクアウトのみ、近所の公園でさえ遊具には黄色いテープが巻かれ使用禁止状態だ。

日用食品スーパーは開いているが、混雑しないように入店する人数制限があったり、会計のラインアップの際にソーシャルディスタンスをとるための線が引かれるなど工夫がされている。

ロンが脊髄損傷で持病があることからか、ロンは比較的早い頃からコロナの話をしてたが、楽観的な私は内心、また恐怖を煽る様な情報に首を突っ込んで妄想していると思い、37日、気乗りしないロンに有無を言わさぬ様に準備してスキーイベントに家族参加した。

その後ロンが、もしコロナに感染したら自分は確実に死ぬと発言し、これには私も考えらされるものがあり、お友達との集まりや息子のプレイデートなどをキャンセルし、少し先取りで備蓄をして引きこもり生活を始めた。

その翌週には、身近に世間が混乱している様子が見られ、ロンの言っていた事が現実化したようで驚いた。

私はニュースを見る習慣がなく、ニュースは基本、ロンからか、Facebookでお友達がシェアしてくれているものの中から氣になるものを見るくらいだが、国の政策が異なるとともに、人々の意識にもお国柄が感じられる。

日本は公立学校を先駆けて休校にしたにも関わらず、ロックダウンと言われる状況には程遠い自由な環境である事が、Facebookで繋がっているお友達の様子から伺える。

私自身はコロナに感染するとも思っていないし、ましてや感染したところで死ぬなんて思いもしない。不謹慎だが、この事態で航空チケットが安くなるに違いないとウキウキしたくらいだ。

私はロンのために引きこもり生活を始めたつもりだが、今ではロンが私の軽弾みな行動を引き留め、家族を守ってくれているのだと思う様になった。

最近毎朝、友人が企画運営してくれているオンラインでのラジオ体操&ラフターヨガに参加して氣持ち良く一日をスタートしている。

私たちは素晴らしいテクノロジーに恵まれ、自粛から新しい活動の形が生まれ楽しんでいる。自粛する事は、家族を守る事、働いてくださっている方々への敬意であり、支援。

自粛は愛ある行動だと思う。

家族、健康、暖かい家、充分な食事、自然に触れられる庭、動物たち。。。全てのことに、心から感謝します。

ごめんなさい

許してください

ありがとうございます

愛しています

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